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共話シリーズセミナー

〜東日本大震災 支援する人される人〜

事前にお申し込みいただいた方には各セミナー開催日の前日に参加URLをメールにて送信いたします
※当日都合がつかない方は、後ほどオンデマンド配信での視聴も可能ですので、参加申し込みをしてください。

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第1回  5月22日(土) 14:00~ 16:00
「陸前高田:市庁舎も病院も流された!」

ファシリテーター:中村安秀(日本WHO協会), 飛田ほのか(名桜大学学生)

2011年3月11日、陸前高田市は、市庁舎も県立高田病院も津波の直撃を受けました。被災前の人口24,246 人 に対し 1,757 人(行方不明者を含む)が犠牲になったといわれています(2014年陸前高田市東日本大震災検証 報告書)。 私も含めて多くの国際ボランティアの経験者たちが、いてもたってもいられずに陸前高田に駆けつけました。そ こには、多くの出会いと学びがありました。災害時のボランティア活動とは、災害がなければお互いに知り合うこと もなかったはずの貴重な協働の物語でもありました。 あのとき、何を思ったのですか? そして、いまは、何を感じていますか? いまだからこそ、いえることがあれば 教えてほしい。
10年前に世界が震撼した大きな地震と津波があったことを共に話しましょう!

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第2回 6月9日 (水) 19:00~20:30

「福島の復興と国際NGOの関わり:支援するー支援されるの循環」

ファシリテーター:桑名恵(近畿大学国際学部), 川西翼(名桜大学学生)

2011年の東日本大震災や福島原発事故を機に、海外で人道支援を行っていた多くの国際機関 や団体が日本国内の人道支援に関わりました。また、日本が外国からの多くの支援を受け、支 援する側と支援される側の関係が入れ替わり得ることを知りました。長い時間がかかる復興に は、支援するー支援される関係以上のものが生まれます。そして、これらの経験や教訓は、東日 本大震災の現場からさらなる国際支援につながっています。福島の復興の現場を中心に、発災 初期から現在に至るまで、さまざまな立場で支援に関わった方々のお話を伺います。
<第2回セミナーでは、参加者同士でディスカッションをする時間があります。>

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第3回 6月23日 (水) 19:00~20:30 

「釜石、大槌町の今 そして神戸との出会い 〜震災から10年を振り返る」

ファシリテーター:高橋真央(甲南女子大学)

2011年から10年が経ち、東日本大震災の被災地である岩手県釜石市や大槌町も様々な変化が ありました。
道路や鉄道の復興、復興住宅の建設など、当時の状況とは町も様変わりしました。 目に見える復興は確かに進んでいますが、それは全てではありません。 震災直後から考えると、「被災地」が抱える課題も刻々と変化しています。 その地で活動するお二人に当時の状況と共に、今、向き合う課題についてお話しいただきます。 また、26年前の阪神淡路大震災の「被災地」であった「神戸」の人々との出会い、そして釜石、大槌に集う人々との関わりとこれからの繋がりの形についてもお話を伺っていきます。

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第4回 7月7日 19:00~20:45
「石巻 災害と10年を振り返る 次の世代に何を伝えていくか」

ファシリテーター:林 薫(文教大学), ​山田蛍花(名桜大学学生)

東日本大震災が起きたとき、あなたは何歳でしたか? 東日本大震災のことを知っていなくてもいいのです。でも、10 年前に世界が震撼した大きな地震と津波があったことを共に話しませんか。 あのとき、災害に遭われた方が何を思ったのか、忘れないでほしい。 あのとき、被災地に駆けつけた方が何を感じたのか、忘れないでほしい。
共話シリーズ第4回目のテーマは「石巻 災害と10年を振り返る 次の世代に何を伝えていくか」で
す。

桜の花びら

第5回 7月21日(水) 19:00~21:00

第5回 日常のなかで「非常時」に備える:遠野まごころネットの「遺産」

ファシリテーター:阿部健一(総合地球環境学研究所), 海付太陽(名桜大学学生)

東日本大震災から約2週間。3月27日夜の被災地・被災者を支援する組織として「遠野まごころネット」が結成された。遠野は被災した大槌・釜石・大船渡などの三陸海岸の町に車で一時間のところにある。歴史的にも海岸部と盛岡・花巻の内陸部とを結ぶ中継地の役割を果たしていた。「海岸部に何か起こったら遠野が後方支援基地になる」。心の準備はできていたらしい。
とはいえ誰も支援の専門家ではない。試行錯誤を繰り返し、結成から2年間で8万人のボランティアを受け入れることができた。「NoではなくYesを」「出る杭は引っ張り上げろ」。当時の活動の様子やそこから得られた教訓と知恵は『新・遠野物語』(2013年・遠野まごころネット編・荒蝦夷出版)に詳しい。
それからさらに8年。震災は必ず再び起こるが、記憶は薄れがちである。貴重な知恵をどのように伝えてゆくのか。まず遠野まごころネットのその後の活動を聞くことから今回の『共話』を始めたい。「忘れないことが最大のボランティア」「支援という言葉を使いたくない」。これまでの4回の共話シリーズでのさまざまに発話。こうした言葉をもとに、ボランティアのあり方を再考し、8月のフィールドワークに備えたいと思う。

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共話シリーズセミナー: コースとプログラム内容
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